スマートデバイスの業務利用について その3

こんにちは。Linです。

前回のブログ更新からはや1か月以上が経過していました(汗。このペースでいくと完全にかききるまで3か月くらいかかりそうな勢いなので、ちょっと今回のブログ、次回のブログは間をあけずにポンポンと書いていきたいと思います。というか、社内の”はよ書けや”プレッシャーがキツイのでさっさと書ききりたいというのが本音です(笑

さて例によって、例のごとく、前回から間が空きすぎているので、まずはおさらいから。

前回は業務利用できるハードウエア的要件ってなあに?というところで

  1. 長時間稼働できること
  2. 頑丈なこと
  3. 取り回しが楽なこと
  4. 視認性がよいこと
  5. 入力のしやすさ
  6. 外部接続インターフェイスがあること
  7. 必要な用途以外の使用方法を制限できること

で、前回は6まで来たところで力つきました。

なので、今回はその続きから。このおさらいするだけで結構な行数書いているので、次回はこのおさらいをなしにするぞと固く誓う感じですが、こうしている間にも無駄な行数を書いているわけで本題に入りたいと思います。

さて、6の外部接続インターフェースがあることとして前回は外部接続インターフェースの例を上げました。

  1. Bluetooth
  2. NFC
  3. Felica
  4. USB
  5. SDカード
  6. カメラ

こんな感じでしたね。

1.Bluetoothですが、現状でスマートデバイスの周辺機器に”無線”接続する技術でもっとも採用されているものですね。Bluetooth機器は2012年の出荷台数は20億台以上ともいわれ、今後さらにひろがるでしょう。具体的にパッと思い浮かぶのが、プリンター、あとはウォークマンのヘッドフォンでしょうか。

スマートデバイスのBluetoothの採用状況でいうと、現状Android系ではTabletも含め、Andoidスマートフォン、Apple iphone、iPad,iPad mini、Windows7/8(Phoneも含む)とほぼすべてのOS/機器で標準搭載されています。

現在の最新バージョンは4.0で2009年12月に仕様が公開されました。4.0では従来のバージョンと比べると格段に電力効率がよくなっており、ボタン電池1個で2年間の駆動が可能といわれています。これにより、これまで無線通信機能が入っていなかったような腕時計や,身に着ける小型ヘルスケア端末などの小型機器での採用が増えてくると考えられます。

Bluetooth4.0の低消費電力モードに対応する機器は、「Bluetooth Smart(スマート)」と呼ばれ、専用のロゴマークが付きます。また、データを受け取るホスト側の機器は、「Bluetooth Smart Ready(スマートレディ)」と呼ばれています。「Smart Ready」に初めて対応した製品は実はアップルの「iPhone 4S」なんですね。Appleの新しい機器は「SmartReady」に対応しています。 また、「Windows8」も正式なサポートを表明しています。Googleも「Bluetooth SIG」のメンバーに加わり、Androidでも「Bluetooth 4.0」への対応が進むでしょう。対応ロゴはこんなロゴです。

Bluetoohへの各バージョンの対応状況はこんな感じです。

このBluetoothですが、なかなか業務的にも有効です。たとえば、業務利用の条件として、”とり回し”がよいことをあげていますが、Bluetoothはもちろん無線の技術のため、USB等の有線接続に比べると本体とは別に持ち運びができるため、操作性に影響をおよぼしません。

ただし、Bluetooth機器は、使う上でBluetoothで接続する機器同士を認識させるペアリングという設定が必要となってきます。これはモチロン一度設定するとその後はやる必要はありませんが、業務の利用場面でいうと、これすらも自動化したいという話をよく聞きます。

・・・・一度設定するたけだし、そんなん自動化しなくても・・・と思いますよね。ところが、これができないと実際に業務利用ができないし、この簡単な操作すらわからないという人も現実には存在するのです。わからない=聞く、この図式でこのサポートする人が実際にわからない人にわかるまで説明する、この時間がたとえ5分であっても、12人いれば一時間、144人いれば12時間もの時間を費やしてしまうのです。ではマニュアルを!・・・と思いますが、マニュアルを作ってもよまない人が絶対にでてきますし、そもそもこのペアリングという操作すらできない人がマニュアルを読んでも”わからない”というのがオチ。実際に例えばハードディスクレコーダの使い方もマニュアルはよまない人がいるでしょう。でも使える人はマニュアルなんて必要なく、触っているウチに使えるようになるのが現実です。要はだめな人はマニュアルがあってもだめ。これが現実です。なので、ペアリングの自動化という発想になるのです。

しかしながら、Androidにはここに罠が仕掛けられています。Bluetooth通信に関しては、Android SDKに「BluetoothChat」というサンプルプロジェクトがふくまれています。ここにBluetooth通信に関わる一通りの実装方法が含まれています。問題はBluetooth発見可否が端末設定上、OFFであったとき、確認ダイアログが表示されることです。具体的に、ACTION_REQUEST_ENABLE アクションインテントを開始すると、Bluetooth を有効にするために許可を要求するダイアログが表示されます。

このダイアログ表示はアプリケーションでコントロールすることができず、自動化という点で”NG”となってしまいます。

いやいや、だって、”はい”ってタップするだけでしょう?

みなさんそう思われるかもしてませんが、実際この表示をされたときに、”いいえ”って押されたらどうするのとか、そもそもどうすればいいのか?まよってしまう人達が現実にいるのです。

Windowsならば、インストールプロファイル等で自動化するプロファイルを書いてやれば、とか、入力負荷を軽減するツール等を入れれば、ある程度いけそうですが、Android/iPhoneはそこまでツールがそろっていません。

なかなかハードルは高いのが現状です。これはIOS(つまりiPhone/iPad)でも同じです。
iOSでBluetooth通信を行うには以下2つのフレームワークがあります。
・GameKit
・CoreBluetooth

詳しくはウチの社員がこのあと、このブログに書いてくれますが、結論だけいうといずれの方法でもAndroidと同様、ダイアログがでちゃうということです。つまりは全自動は無理という結論です。

しかし、この初期設定をクリアしてしまえば、あとは無限(?)の可能性が広がります。最近ではBluetoothでデータを受信し印刷するモバイルプリンターも発売されています。つまりは簡単な帳票なら、Bluetooth接続でモバイルプリンターを使って印字できるということです。しかも無線接続なので、コードもいらない。腰にプリンターぶら下げて、スマフォをいじりながら、印刷!みたいなこともできちゃうのです。配達業務とかに威力を発揮しそうですね。あとはヘッドセットですね。業務端末としての利用用途と、電話の機能をどこまで併存させられるかは別ですが、音声入力インターフェースとして使えるかどうかといった感じですか。

さて、ここまでで結構な行数を書いています。一回の読み物としては十分な気がしますが、ここで終わると後最低でも三回は書かなきゃいけなくなります。なので、もうちょっと頑張りたいと思います。

次にインターフェースとしては、NFC・Felicaがあります。NFCとはNear Field Communicationの略です。その規格は

  • 13.56MHzの周波数を利用する通信距離10cm程度の近距離無線通信技術
  • 非接触ICカードの通信
  • 機器間相互通信が可能
  • 機器を近づけることで相互認識可能

Bluetoothと決定的に違うのは、通信する相手を事前に設定(認証)して、Point To Pointでデータをやり取りするのがBluetoothであるのに対し、この認証なしで、相互認識した機器同士でデータをやり取りするのが非接触ICカード通信です。というかそもそも両者の成り立ちの歴史が違うので、比べること自体ナンセンスです。

FelicaやNFCはRFID(Radio Frequency IDentification)の一部という位置づけでした。RFIDは無線通信で個体識別することがその定義です。RFIDはCDショップなどで盗難防止のつけられたタグ等がぱっと思い浮かぶところです。もともとはバーコードの進化系として発展してきたものです。相互認識後にデータをやり取りするBluetoothに対し、バーコードといった個体管理のための情報を読み取る規格の発展系がRFIDといえます。

さて、先ほど、NFCとFelicaを並べて比べるのは不適当と書きました。その理由としてはFeliCaはカードの通信はもとよりデータの形式等のアプリケーション仕様まで含めた技術方式のことを言います。片やNFCはFeliCa含む非接触ICカードから通信部分だけ切り出した規格のことをいいます。なので、同軸レイヤ上で二つを並べて書くのは適当ではないのです。

もともとFeliCaカードの仕様は、日本で独自に発展してきたものです。なので、JIS(国内規格)にはなってはいますが、ISO(国際標準)にはなっていません。

ただし、FeliCaの通信レイヤはNFCを策定する元となっています。つまり、FeliCaの通信レイヤの仕様はISO(国際標準)なのです。ただし、実際はもっと複雑で、現状のモバイルFeliCaチップがあくまでFeliCaというICカード仕様のために作られているのに対して、NFC端末はNFCの規格とNFC Forum Tagに対応させるために作られています。

細かい話はこのへんとかこのへんを読んでください。これは決して手抜きではなく、真面目にこのへんの話を書くとそれだけでこのブログの一本分は書かなきゃいけないので・・・。

さて、NFC・Felicaの話に戻りますが、業務利用という観点でかくと、RFIDの延長線上にある個体認識のための利用用途と、現在お財布ケータイとしての電子マネー決済という観点の利用用途が考えられます。ものすごく単純化するなら前者をNFC、後者はFelicaですね。もちろん、後者を個体認識の手法で活用することもできます(うちのマンションはそれで入退場管理してます)し、FelicaいずれNFC仕様に移行するかもしれません(Felicaの形だと日本のローカル仕様ですから)。

さて、Androidはバージョン2.3からNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)をサポートしています。NFCは個体認識に使われる場面がおおいのかなと思います。現在の業務利用の代替の第一候補はHandy Scannerでしょう。ただ、Handy Scaneerといっても読み取る技術は二通りあって、赤外線でのバーコード読み取り、そして、ICチップの読み取り(モノによって読み書き)です。バーコードリーダに関しては、カメラというインターフェースで補完できます。これは次回に回します。

さて、ちょっとながくなりすぎたので、残りは次回です。本来はとっくに終わっているはずでしたが、まとめをふくめてあと最低でも2回は書かないとだめかな。できるだけ早い時期に書きたいと思います。ではまた!!!!

 

Lin

Lin の紹介

片手間にSIerをやっている音楽人。片手間・給料の割には仕事している時間が長すぎる。肩書きはそれなりにえらいですが、たいしたことしてません。
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